KOBELCO森の童話大賞に関する、大きなこと小さなこと、色んな事を発信していきます。
こんにちは!
KOBELCO森の童話大賞事務局、みやです!
先週の「絵本ができるまで」どうでした?
ボツ案と採用案の見比べ。
すごかったですよねぇ。
Rokoさんも、色々悩んで、考えて、描いてみて、でも、ダメで・・・と試行錯誤があるんですね。
私も、色々失敗もあるけれど(絵とは全く関係ないけれど)、頑張ろう!と思いました!
では、あの続きをご紹介します!
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ラフの確認が終わると、原寸大、もしくは1.5倍程度に引き延ばし、
(1.5倍程度大きめに描いた方が、印刷がきれいに出ると言われています。)
ざっくり描いたラフを印刷して、これを薄い紙に貼り、
ライトボックスを使い、ライトを当てながら、
消したりつけたりして、ラフの構図を生かしつつ、
丁寧に描き込みを入れていきます。
1)ラフの画
2)ラフ画を新しい紙に貼りつけて、ライトボックスを照らしたもの。
下の絵が透けて見えますね。
3)ラフの勢いのある面白い絵を生かすために
ライトをつけたり、消したりして確認しながら、下書きの線を描いています。
4)最終的に描き込んだもの
この描き方は、私の性格に合った描き方で、
同じものを何枚でも描けるようにするために、編み出したものです。
Roko
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ライトボックス!
なんだか専門的な物が登場ですね!
ラフ案をライトの光で透かして見ながら、下絵を清書をしていく、って感じでしょうか??
しかも、今度は1.5倍に拡大!なんですね。
小さく作ってバランス見たり、色々なコツが登場ですね!
Rokoさん、今週もありがとうございます!!
さて!今週末は第4回KOBELCO森の童話大賞の表彰式です!
事務局一同最終準備、頑張っています。
当日は良いお天気になりますように~!
こんにちは!
KOBELCO森の童話大賞事務局、みやです。
1月も半ばになり、私たち事務局は表彰式の準備を頑張っています。
今年はどんなお天気かな?
寒いかな?とにかく、晴れてほしい!
さて、Rokoさんの「絵本ができるまで」。
先週は、文章中に出てくる黄色い花と蝶々を、
Rokoさんが、どの花・蝶をモデルにするか?を色々調べて、想定して、でしたね。
絵本になって、みなさんのお手元に行くのはまだまだ先ですが、
絵本を手に取った際には、ぜひとも黄色い花と、蝶々にも注目してみて下さいね!
と、では、その続きをご紹介します。
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絵本のラフがすべて完成したら、
絵本の形に簡単に作って、ミニ絵本にしてみます。
こうすることで、全体のイメージを掴むことができるからです。
見直して、描き直したページもあります。
どんな違いがあるか?見ていきましょう。
最後のページの幻想的なシーンですが、
<<ボツ案>> <<採用案>>
※ボツにした方は、その幻想的な要素が少なく、子供たちの表情も読み取れません。
全体が描きあがったら、その絵本を一番伝える方法で、表紙を考えていきます。
<<表紙 ボツ案>> <<表紙 採用案>>
※ボツにした表紙の方は、どこか寂しく、この絵本を伝えるための十分な要素を持っていません。
ラフが完成したので、下書き作業へ進みます。
Roko
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へぇ~!
小さな絵本を作って、実際ページをめくるように、確認していくのですね。
そして!そして!
今回のこのBlogでは、採用案だけじゃなく、世の中に出ないボツのラフ案も公開ですっ!!
すごいッ!
ボツ案でも十分素敵だと素人は思ってしまいますが、
でも、こうやって見比べるとやっぱり採用案が光りますね!!
Rokoさん、創作活動の裏側まで、本当にありがとうございます!!!
さて、「絵本ができるまで」。
来週もどうぞ楽しみに~~~!!
こんにちは!
KOBELCO森の童話大賞事務局、みやです。
今週末は大寒波到来とか?
そのニュースを見て、
去年の表彰式の日がとってもとっても寒かったことを思い出しました。
さてさて。
ブログも8まで来ました。
早速Rokoさんからのレポートを紹介しますね!
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今回、とても悩んだのが、登場する蝶と黄色い花です。
本文にある言葉と一致するイラストでないと説得力がありません。
当初、蝶はフジミドリを設定していましたが、
本文に「街では見たことのない大きさ」と書いてあり、
フジミドリは、とても小さな蝶なので、合わないと判断しました。
次にオオムラサキを候補にあげましたが、
服部先生に確認を取った所、
オオムラサキはブナ林には飛んでないとご指摘を受け、
登場する蝶は、ミヤマカラスアゲハに決定しました。
ブナ林に生息する黄色い花は、キツリフネと設定しましたが、
花が小さいので、本文中の「一際目を引く鮮やかな黄色のお花」という表現では、
少し説得力に欠けるのではないか、と思い悩んでいました。
トウゲブキという花がぴったりだと思ったのですが、
光がたくさん必要な花なので、
ブナの根元に咲いている設定としては、無理があります。
でも、倒木更新の現象が近くで起こり、光がさす場所ができたとしたら??
そこに、たまたま、ブナ周辺に咲くトウゲブキが飛んできたとしたら???
無理がありません。
ブナの根元に生えている黄色い花は、
キツリフネの中に、トウゲブキを描くことに決めました。
このように、本文中のたった一文でも、
詳しく調べてから描くことで、森が伝わると思っています。
Roko
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脱帽ですね!
これぞKOBELCO「森」の童話大賞ですね。
お話の一文一文、小さな表現でも、
現実の森に置き換えて、決して間違った表現にならないよう、正しい森であるよう、
服部先生のお知恵もお借りして、Rokoさんは、描いているんですね。
さぁ、みなさんも、次回おはなしを書く時、
どんな花を、木を、動物を登場させてお話を展開しようか?と、一度調べてみて下さいね。
その動植物を図鑑で調べてみてからおはなしを書くと、
きっと、もっと素敵な「森」のおはなしになる事でしょう。
今日は、これぞ!「森」の童話大賞なレポートでした。
Rokoさん、ありがとうございました!