KOBELCO森の童話大賞に関する、大きなこと小さなこと、色んな事を発信していきます。
こんにちは!
KOBELCO森の童話大賞事務局、みやです。
今週末は大寒波到来とか?
そのニュースを見て、
去年の表彰式の日がとってもとっても寒かったことを思い出しました。
さてさて。
ブログも8まで来ました。
早速Rokoさんからのレポートを紹介しますね!
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今回、とても悩んだのが、登場する蝶と黄色い花です。
本文にある言葉と一致するイラストでないと説得力がありません。
当初、蝶はフジミドリを設定していましたが、
本文に「街では見たことのない大きさ」と書いてあり、
フジミドリは、とても小さな蝶なので、合わないと判断しました。
次にオオムラサキを候補にあげましたが、
服部先生に確認を取った所、
オオムラサキはブナ林には飛んでないとご指摘を受け、
登場する蝶は、ミヤマカラスアゲハに決定しました。
ブナ林に生息する黄色い花は、キツリフネと設定しましたが、
花が小さいので、本文中の「一際目を引く鮮やかな黄色のお花」という表現では、
少し説得力に欠けるのではないか、と思い悩んでいました。
トウゲブキという花がぴったりだと思ったのですが、
光がたくさん必要な花なので、
ブナの根元に咲いている設定としては、無理があります。
でも、倒木更新の現象が近くで起こり、光がさす場所ができたとしたら??
そこに、たまたま、ブナ周辺に咲くトウゲブキが飛んできたとしたら???
無理がありません。
ブナの根元に生えている黄色い花は、
キツリフネの中に、トウゲブキを描くことに決めました。
このように、本文中のたった一文でも、
詳しく調べてから描くことで、森が伝わると思っています。
Roko
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脱帽ですね!
これぞKOBELCO「森」の童話大賞ですね。
お話の一文一文、小さな表現でも、
現実の森に置き換えて、決して間違った表現にならないよう、正しい森であるよう、
服部先生のお知恵もお借りして、Rokoさんは、描いているんですね。
さぁ、みなさんも、次回おはなしを書く時、
どんな花を、木を、動物を登場させてお話を展開しようか?と、一度調べてみて下さいね。
その動植物を図鑑で調べてみてからおはなしを書くと、
きっと、もっと素敵な「森」のおはなしになる事でしょう。
今日は、これぞ!「森」の童話大賞なレポートでした。
Rokoさん、ありがとうございました!
みなさん、新年あけましておめでとうございます!
KOBELCO森の童話大賞事務局、みやです。
今年は暖かいお正月でしたね。
みなさんは、どのようなお正月を過ごされましたか?
私たちが、絵本の挿画をお願いしている永田萠さん、そしてRokoさんは、
きっと、年末年始、お正月も関係なく絵を描く作業の真っ最中。
さて、さて。
そんなRokoさんの「絵本ができるまで」。
前回は、2,3ページのラフ案が出てきましたね。
その続きをご紹介しますね。
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本文を読み返しながら、
どんな構図が面白いのか?を改めて考えていきます。
めくった時に、同じような角度では面白くないですよね?
基本、映画と同じ構成で、
上から見たり、横から見たり、ひいてみたり、アップしてみたりして、
リズムを付けて、読み手がわくわくする構図を考えていきます。
ラフの場合は、あくまで構図を決めるためのものなので、
びっくりするぐらい雑で、デッサンもおかしかったりしますが、
その辺は気にせずに進めていきます。
とりあえず、全体を描いて、その後考え直します。
ひとつのページにこだわり過ぎて、
進まないと行き詰ってしまいます。
全体が見えないと、進まないので、
とりあえず、全体のイメージをつかむことが大切です。
Roko
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絵本が、映画と同じとは!なるほど!
構図って大切なんですね。
どんなアングルの絵を描くか、それも大きなポイントなんですね。
さて2017年が始まりましたね。
今年も、KOBELCO森の童話大賞をどうぞよろしくお願いします。
連載「絵本ができるまで」はまだまだ続きます。
このBlogも、どうぞよろしく!
こんにちは!
KOBELCO森の童話大賞事務局 みやです。
神戸は今朝雪が舞いました。
寒い!
本格的な冬ですね。
さてさて。連載「絵本ができるまで」。
前回は、絵本の縮小版を作って、ラフを描いていく、というところまででしたね。
さぁ!今週は?
さっそくRokoさんからのレポートです。
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ひとまず、2,3ページの構想ができました。
でも、これで決まりというわけではありません。
とりあえず描いて、全体のページのバランスを見て、後で描き変えることもあります。
これもどうなるかわかりません。
まだ全体が見えていないんです。
私も、どんな方向にしようか?とても悩みながら、描いています。
また、構図を決めるために、最も重要なのが、
絵本の場合「文字も絵の一部」だという事です。
文字がどこに入るのか?
それによって、表現方法が変わってきます。
後、読みやすさが一番であり、読みにくい配置は避けています。
また、表紙は絵本の顔なので、
全部のページが描き終わってから、
その物語が一番伝わるものを考えていきます。
まだまだ、これから・・・・
Roko
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わっ!わっ!
前回の文章の割り付けに、ラフが追加されました!
すごい!
まじまじと絵を見つめてしまいますね~。
鳥がいて、蝶が飛んでて・・
うわぁ~♪絵本になるのが、本当楽しみですネ!!!
さて、年内のBlogの更新は今日が最後です。
2016年、第4回のKOBELCO森の童話大賞では第3回を超える応募を頂きました。
応募して下さったみなさん、ありがとうございました。
そして、こんなのあるよと紹介して下さった、学校の先生、
ポスターを掲示して下さった図書館関係者の方々、
関わって下さったすべての方にありがとう!
公式ホームページや、今このBlogを見て下さっている、
すべての、すべての方に、感謝の気持ちでいっぱいです。
このBlogの連載「絵本ができるまで」は、来年も、まだまだ続きます。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします!!!
みなさん、良いお年をお迎え下さいね~