統合報告書2019 付属資料

水資源の適正管理

神戸製鋼グループでは、生産工程において、水の効率化、水の再利用、リサイクルなどを徹底することで、水使用量の削減を進めています。また、生産工程からの排水の特性に適した処理システムで浄化することで公共用水域への汚濁負荷物質の排出抑制を図っています。

過去3年間の取水・排水・リサイクル率データ((株)神戸製鋼所)(単位万m3

対象 項目 2016年度 2017年度 2018年度
(株)神戸製鋼所
(12事業所)※1
取水源
各地方の水道局より提供される上水及び工業用水※2 4,624 4,547 4,414
地下水(再生可能) 494 490 483
冷却用海水 148,146 147,022 137,817
取水合計※3 153,263 152,059 142,715
排水先
河川 168 166 165
海域 150,413 149,191 139,973
下水道 62 64 65
排水合計※3 150,643 149,421 140,203
消費量
消費量 2,620 2,638 2,511
リサイクル率※4
リサイクル率※4 96% 96% 96%
  • ※1:(株)神戸製鋼所の生産拠点の100%の範囲を集計しています。

  • ※2:上水及び工業用水の取水源は主に河川です。

  • ※3:各項目は、単位未満を四捨五入しているため、内訳の計と合計が一致しない場合があります。

  • ※4:リサイクル率は、(淡水の総循環水量)÷(淡水の総循環水量+淡水の総取水量)で算出しています。総循環水量の算出にあたっては、設備仕様から推測している部分があります。

なお、WRI Aqueduct(2019年9月時点)においてWater Stressがhigh以上である地域における事業所展開は行っておらず、また当社の事業所について、供給元からの水量は確保されていることもあり、取水が生産に影響を与えるリスクは低いと考えています。例えば、加古川製鉄所で使用する水の上流側には、加古川工業用水の安定供給を目的として建設された権現ダム(総貯水量1,112万トン)及び工業用水流量の確保を目的に建設された加古川大堰(総貯水量196万トン)、平荘ダム(総貯水量 940万m3)が存在する為、生産に影響を与えるリスクは低いと考えています。

法規制への対応

水に関する重大な違反や重大な罰金・制裁金の支払い、重大な漏出はありませんでした。

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