ワーク・ライフ・バランス

仕事と生活の両立支援

くるみん

神戸製鋼は、仕事と生活の両立を図るための環境整備に積極的に取り組んでいます。育児については、これまでの取り組みが評価され、特に優良な「子育てサポート企業」として、「プラチナくるみん」※2認定を取得しました。(2019年取得)

当社は、過去に2回(2012年・2015年)、「くるみん」※1の認定を受けており、今回の「プラチナくるみん」の認定は、「働き方変革活動」の取り組み等により年次有給休暇取得率が増加したことや、男性社員の取得率の低さが課題であった当社独自の「育児のための特別休暇」の取得促進など、性別に関わらず、仕事と子育ての両立を推進する取り組みを進めてきたことが評価されたものです。

※1 くるみんとは・・・
子育てサポート企業として、次世代育成支援対策推進法に基づき、厚生労働大臣が企業に対して行う認定。行動計画の策定・届出を行い、目標を達成するなどの一定の要件を満たした場合に認定される。

※2 プラチナくるみんとは・・・
くるみん認定企業の内、より高い水準の取り組みを行った企業が一定の要件を満たした場合、優良な「子育てサポート企業」として特例認定を受けることができる。

介護についても、介護相談員を各拠点に配置、従業員からの相談に対応し、最大3年取得できる介護休業の制度説明等を行っています。また、仕事と介護の両立支援ハンドブックを作成し、イントラネットへの掲載など仕事と介護を両立できる職場環境の整備促進に取り組んでいます。

ワーク・ライフ・バランスの充実が図れるよう、育児・介護の制度拡充と更なる社内制度の周知や定着活動を実施してまいります。

主な両立支援制度の制度利用実績

両立支援制度の周知や制度利用者の声を紹介することで、徐々に制度利用者数が増えています。まだ利用者数の少ない制度についても、引き続き周知活動を行い利用促進の取組みを行っていく予定です。

育児制度実績

育児休業取得率&平均取得日数(※)

  2018年度 2019年度 2020年度
男性 1.70% 6.00% 7.90%
62.1日 66.0日 75.7日
女性 100% 100% 100%
532.0日 474.0日 415.1日

(神戸製鋼) ※出産予定日の日数を含む

育児のための特別休暇取得率

  2018年度 2019年度 2020年度
男性 82.6% 87.4% 77.8%
女性 100% 100% 100%

(神戸製鋼)

男性の育児参画支援

子どもがうまれたら特別休暇をとろう!

男性の育児参画を目的として、3歳未満の子どもを持つ従業員が子ども一人につき取得できる5日間の育児のための特別休暇について、2023年度末までに「0歳児を持つ男性従業員の育児休暇取得率を100%にする」ことを目標に掲げて取得促進活動を行っています。

対象者には、メールやレターを通じた制度の周知や、職場・社宅でのポスター掲示などを行うことで積極的な取得を呼び掛けています。社内のダイバーシティホームページを通じて、 育児休業取得方法を案内したり、育児休業を取得した男性従業員の事例を紹介しています。

男性の育児休業

利用者の声

「家族にも会社にも、頼られる存在を目指します。」

2016年9月、3人目の子どもが生まれた時、1ヶ月間の男性育児休業を取得しました。上2人の子供がまだ3歳と2歳で身の周りの世話が必要だったため、料理や洗濯などの家事全般に加え、保育園の送迎や遊び相手を担当しました。

育児休業にあたっては、業務分担やマンパワーの調整が必要になることから、取得の5ヶ月前には上司にその意思を伝えていました。その後、担当業務の変更により重要案件を担当することになり、躊躇もあったのですが、上司が「家族を大切にすることが第一」と声をかけてくださり、取得に踏み切りました。

実際に育児を行って実感したのは、子育てと開発業務は似ているということです。親の希望通りに子どもが行動してくれないように、ラボレベルでうまくいったことが、実際の工場のラインでは思い通りになりません。ただ、忍耐強く付き合っていけば、子育てもラインも必ず問題は解決できると信じています。仕事と育児の両立はまだ道半ばですが、いつかはいずれからも頼られる存在になれるようにがんばります。

「育休取得が、仕事のタイムマネジメントを教えてくれました。」

育児休業を取得したきっかけの一つ目は、過去に、仕事と育児のバランスに苦心しながらも、限られた時間の中でどちらとも両立している上司の姿を見た経験から、将来、自分に子どもができた時にも、そのようにありたいと考えたことです。また二つ目は、妻とは常々、お互いのビジネスキャリアを維持しようと話をしていたことにあります。

2015年12月に子供が誕生した際、翌年4月に子どもが保育園に入園するまでの、2月~3月末までの2ヶ月間育休を取得しました。いざ育休を取得する直前になって、ちょうど担当していた市場が活況を迎えていたこともあり、改めて迷いが生じました。ですが、同じ 時期に「育休取得によって男性が得られる経験や学びは多い」との話も聞き、決断することができました。

現在も、育児や家事には継続して関わっています。フレックス制度を利用して、朝早く出社し、夕方に保育園に迎えにいっています。育児・家事と仕事を両立するためには、タイムマネジメントやマルチタスクの遂行といった観点が不可欠です。より効率的な仕事の進め方を、育休が教えてくれました。

「一人で悩みを抱えこんでいるよりも、周囲や上司に相談することで解決策が見つかるはず。」

休みの日は基本的に一日中、子供たちと過ごしております。ときには料理をすることも。休日出勤とならないように平日の業務スケジュールを考えています。子供の病気などで急遽半休をとることなどがありますが、余裕を持ったスケジュールを組むことで関係者に迷惑を掛けないように心掛けています。

「在宅勤務日制度」は、父母の調子が悪かったので利用しました。持ち出し許可を得たパソコンを実家に持ち込み勤務しましたが、実家にいても会社フォルダを閲覧できるなど何不自由なく業務を進めることができ、とても助かりました。「育児のための特別休暇制度」は、保育園の行事に参加する際などに利用しています。子供の成長を目の当たりにし、自分ももっとがんばろうという活力をもらっています。働いている妻の負担も軽減でき、もっと利用していこうと思っています。

プライベートの不安や不満を解消する一助となり、仕事に集中できるので生産性が上がる。メリハリをつけることを考えるようになり、メンタルヘルス面でも良い効果があると思います。

両立支援を目的とした研修

育児休業からの復職者および上司向け研修

育児休業からの復職者および上司向け研修

共働き世帯の増加等により、性別に関わらず育児休業を取得する社員が増加しています。そのため、参加者はほぼ男女同数となってきました。育児休業から復職した社員とその上司を対象に復職後の働き方や部下へのマネジメント上の留意点への理解等を深め、日々の業務遂行・マネジメントに役立ててもらうために、実施しています。復職者・上司それぞれ個別に自律的なキャリア形成や部下の育成マネジメントなどを習得し、復職者・上司の合同でグループワークやロールモデル座談会を行っています。今後も継続的に実施していく予定です。

主な仕事と育児の両立支援制度の一覧

子育て支援制度の一覧

主な仕事と介護の両立支援制度の一覧

当社で利用できる両立支援制度

  • 介護休業
    介護対象者1人につき、3年を最長として利用可能。
  • 介護のための特別休暇
    2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする家族を有する者は、特別休暇を取得可能。
    ※年次有給休暇とは別に取得可能。
  • 福祉休暇
    2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする家族を有する者は、積立した年次有給休暇(前年度繰越しの年休残日数のうち、1年につき5日,累積限度50日まで積立可能。)を利用可能。
  • フレックスタイム制の適用
  • 始終業時間の繰り上げ・繰り下げ
  • 深夜勤務の免除
  • 時間外および休日勤務の制限
  • 時間外および休日勤務の免除
  • 介護に関する経費の援助措置
    福利厚生の一つであるカフェテリアプランのうち、介護施設・サービス利用補助、介護用品購入費・レンタル費補助といったメニューを選択することができる。

その他の両立支援制度

育児のみならず、様々なライフイベントを経た場合でも、就業を継続していくことを可能とするため、 各種就業継続支援制度を設けています。その一部をご紹介します。

キャリア継続休職制度

内容:
配偶者の転勤などのために配偶者と別居状態にある社員については、別居状態解消のための休職(最大3年間)ができるとする制度です。
背景・目的:
日本において共働き家庭が増えるなか、神戸製鋼の社員でも勤務地の関係から配偶者と別居状態になるケースも増えています。
そのような状況をふまえ、この制度は、配偶者と別居状態になった場合に「別居婚をする」「(同居するために)退職する」以外の選択肢を増やすことにより、別居婚となった社員の就業継続につなげると同時に、将来的な配偶者との別居に対する不安を軽減することを目的としています。

再雇用エントリー制度

内容:
結婚・育児・介護・配偶者の転勤を理由に退職し、退職時に本制度にエントリーした社員について、退職後5年以内に事情変更により神戸製鋼への再就職を希望する場合は、会社の再雇用ニーズとのマッチングを検討する制度です。
背景・目的:
退職時にこの制度にエントリーすることで、育児等の理由でやむなく退職した社員が再び就業可能となり再就職先を探す際に、神戸製鋼を再就職先の選択肢に入れる動機づけをもっていただくことを目的としています。

育児休業からの早期復帰支援制度

内容:
1歳未満の子どもを持つ社員で、子どもを認可保育所に入れることができず、やむなく認可外保育所に入れて育児休業から復帰した社員については、認可外保育所との利用料の差額を補助金が受けられる制度です(最大5万円、最長1年間)。
背景・目的:
育児休業からの復帰にあたり大きなポイントとなるのが、子どもを預ける保育所探しです。保育所の選択肢としては、国からの認可を受けた認可保育所と、そうではない認可外保育所と大きく2つに分かれます。多くの場合は保育料が比較的安い認可保育所に預けることを希望しますが、認可保育所の空きは多くなく、希望する時期に預けられないことあります。その場合、認可外保育所に預けるという選択肢もありますが、認可保育所よりも高額な保育料が障壁となり、職場復帰を延期するケースもあるのが現実です。
この制度は、補助金を支給することによりこのような早期復帰のための障壁を減らすことを目的としています。

利用者の声

「周囲への感謝の気持ちを忘れないように心がけています。」

第二子出産後の育児休業からの復帰時から、利用させていただいています。もともと産休に入ってから1年間で復帰する計画をしていたので、迷いながらも復帰に向け保育所探しを始めました。

秋の入園だったので、家の近くの認可保育所はすべて埋まっており、認可外保育所を検討しました。保育料は、認可保育所に入れる場合と比べ月35,000円程高くなってしまいます。負担に感じつつも仕方がないなぁと思っていたとき、ふと早期復帰支援制度があるとのダイバーシティ推進室からの発信を思い出し、問い合わせをしてみたところ、利用条件を満たしているとの回答で利用することができました。

特に認可外保育所に対しては、「その施設に預けてまで早期復帰するのか?」が早期復帰するかどうかの判断基準にもなります。その際の検討項目として、立地、雰囲気、保育士の質、設備、食事、保育料等がありますが、「保育料」に関しては、この制度を利用することにより認可外と同等になるので、私の中では検討項目から外れました。保育所を探し始めた頃はこの制度のことが頭になかっただけに、利用できることがわかったときは、復帰に向けて背中を押されたようにも思います。

復帰してからも認可保育所との差額が発生しないという点は経済的な安心感にもなり、少々延長保育でお金がかかったり、家事の時短のためにお金がかかったりするのも、より、割り切りやすくなりました。

両立支援制度周知の取り組み

両立支援制度の詳細を記載したハンドブック

両立支援制度の内容を学ぶためのe-ラーニング

子育て支援制度の詳細を記載したハンドブック

仕事と介護の両立支援ハンドブック

両立支援制度の内容を学ぶためのe-ラーニング

子供が生まれた社員全員・介護休業を取得する社員に配布しています。

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