素形材 製品・技術

アルミ押出製品・加工品、サスペンション製品における低CO2アルミ製品“Kobenable® Aluminum”ブランド展開について

2025年06月09日

株式会社神戸製鋼所

当社は、2024年に真岡製造所で第三者機関(DNV※1)による妥当性確認※2を完了し、低CO2アルミ製品“Kobenable® Aluminum(コベナブル・アルミ)をブランド商品として展開を開始しました。この度、長府製造所のアルミ押出製品・加工品、大安製造所のサスペンション製品においても、特定のお客様向けに第三者機関(DNV)による妥当性確認を終えたため、新たにブランド商品に追加しました。

アルミ押出製品・加工品、サスペンション製品におけるブランド商品の特徴は以下の3つです。

  • 特定のお客様向けに調達した低CO2原料であるグリーンアルミ地金の適用によるCO2削減効果をマスバランス方式※3を用い、そのお客様向けのアルミ製品に割り当てることが可能
  • 従来と同様のプロセスで製造したものであり、同等の品質を維持
  • 当社が発行する低CO2製品証明書の提供が可能

今後は、対象範囲を特定のお客様から拡大していくと共に、効果として適用するCO2削減方策の拡大を進め、CO2削減効果の最大化及びその定量的な価値をお客様へ提供し、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

KOBELCOグループの変革への取り組み“KOBELCO-X”について

KOBELCOグループは今中期経営計画(2024~2026年度)において、「魅力ある企業への変革」を取り組むべき目標に掲げており、これを実現するための変革「KOBELCO-X」を推進しています。本件は以下のGXの一例です。

  • GX(Green Transformation)

    低CO2アルミ製品“Kobenable® Aluminum”を提供することで脱炭素に貢献

また、KOBELCOグループは、今中期経営計画(2024~2026年度)の最重要課題の一つに「カーボンニュートラル(CN)への挑戦)を掲げており、本件もこれに資するものと考えております。今後もKOBELCOならではの技術・製品・サービスのかけ算を通じて、すべてのステークホルダーの皆さまにとって“魅力ある企業”へと変革をすすめ、「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界。」の実現を目指していきます。

  1. ※1DNV

    GHG(Green House Gas)排出削減量、製品別GHG排出量の算定などを行う、第三者機関。

  2. ※2第三者機関(DNV)による妥当性確認

    当社はKobenable® Aluminum販売の為の管理規程を作成し、DNVはGHG Protocol等の基準やガイドライン及び当社とDNVで合意した加工流通過程の管理基準に基づいて、当社の管理文書が、当社の採用した基準に沿って確立していることを確認。

  3. ※3マスバランス方式

    製品の製造工程において、ある特性(例:低CO2)を持った材料・製品とそうでない材料・製品とが混在する場合に、その特性を持った材料・製品の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性を割り当てる手法。

Kobenable® Aluminum
関連リンク
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