デジタル技術活用で、船舶の温室効果ガス排出削減を目指す「Blue Visby Consortium」に鉄鋼メーカーとして初参画
2026年09月30日
株式会社神戸製鋼所
当社は、デジタル技術を活用して船舶の航行を最適化し、海上輸送における温室効果ガス(GHG)排出量の削減を目指す国際的なコンソーシアム「Blue Visby Consortium※1」に、鉄鋼メーカーとして世界で初めて参画しました。
当社は、本コンソーシアムへの参画を通じ、海上輸送の脱炭素化を推進するとともに、カーボンニュートラルの実現に貢献していきます。
港湾の混雑や到着後の沖待ちに伴う追加的な燃料消費やGHG排出の削減は長年にわたり海運業界が解決に取り組んできた課題の一つです。
本コンソーシアムはこの課題の解決を目的として設立され、船舶の到着時刻を最適化するプラットフォーム「Blue Visby Solution」の開発・普及に取り組んでいます。「Blue Visby Solution」では、船舶の性能、港湾の混雑状況、気象予報値等の様々なデータを活用し、同じ港へ向かう複数の船舶に対して到着順を維持しながら、最適な到着時刻を提示します。沖待ちを不要とし、効率的な運航を実現することで、GHG排出量の削減を目指します。
本コンソーシアムでの検証によると、「Blue Visby Solution」の活用により、約15%のGHG排出削減効果が見込まれることが示されています。
当社は、鉄鋼メーカーとして鉄鉱石や石炭等を海外から輸入している立場から、本コンソーシアムへの参画を通じて海上輸送の効率化と脱炭素化という、海上輸送サプライチェーン全体の課題解決に貢献していきます。
- ※1Blue Visby Consortiumについて
本コンソーシアムは、船舶設計と安全・効率運航に関わるデータソリューションを提供するフィンランドの企業NAPA社と英国に本拠を置く国際弁護士事務所Stephenson Harwoodが調整役を務め、海運会社、港湾、船級協会、保険会社、商社、金融機関といった団体や企業で構成されています。
KOBELCOグループの変革への取り組み「KOBELCO-X」について
KOBELCOグループは今中期経営計画(2024~2026年度)において、「魅力ある企業への変革」を取り組むべき目標に掲げており、これを実現するための変革「KOBELCO-X」を推進しています。今回の取組みは以下のGXの一例と考えています。
- GX(Green Transformation)
効率的な運航を実現することでGHG排出量の削減を狙う「Blue Visby Consortium」の取組みに参画することにより、海上輸送サプライチェーン全体の脱炭素化に貢献します。
また、当社グループは、今中期経営計画(2024~2026年度)の最重要課題の一つに「カーボンニュートラルへの挑戦」を掲げています。本件については、スコープ3におけるCO2排出量削減に資する取組みとなります。
今後も、KOBELCOならではの技術・製品・サービスのかけ算を通じて社会課題の解決に挑み続け、ステークホルダーの皆様にとって“魅力ある企業”へと変革をすすめ、「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界。」の実現を目指していきます。

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