低CO₂高炉鋼材“Kobenable® Steel”の建築分野での採用について
2025年10月02日
株式会社神戸製鋼所
このたび、当社が提供する低CO2高炉鋼材“Kobenable® Steel”が、三井不動産株式会社が開発し、鹿島建設株式会社が施工する「表参道Grid Tower」(以下、本物件※1)の新築工事に採用されました。
現在、カーボンニュートラルの実現は、世界共通の目標となっており、ビル建設においても脱炭素化に向けた取り組みが求められています。中でも、建設工事における建材由来のCO2排出削減はサプライチェーン全体で取り組むべき分野であり、ビルに使用される鉄骨についても製造時のCO2排出量が少ない製品のニーズが高まっています。本物件では、製造時のCO2排出量をマスバランス方式※2によって100%削減した“Kobenable® Premier”が採用されました。
“Kobenable® Steel”は、神戸製鋼独自の高炉向けCO2低減ソリューション※3を活用することで、従来の品質を維持したままで、低CO2高炉鋼材の提供を可能にするものです。本物件の鉄骨の一部に、“Kobenable® Steel”を使用することにより、建材由来のCO2削減に寄与します。
KOBELCOグループの変革への取り組み“KOBELCO-X”について
KOBELCOグループは今中期経営計画(2024~2026年度)において、「魅力ある企業への変革」を取り組むべき目標に掲げており、これを実現するための変革「KOBELCO-X」を推進しています。今回の取り組みは以下のGXの一例と考えています。
- GX(Green Transformation)
建設分野向けに低CO2高炉鋼材“Kobenable® Steel”を提供することにより脱炭素に貢献
また、KOBELCOグループは、今中期経営計画(2024~2026年度)の最重要課題の一つに「カーボンニュートラルへの挑戦」を掲げており、本件もこれに資するものと考えております。
今後も、KOBELCOならではの技術・製品・サービスのかけ算を通じて社会課題の解決に挑み続け、すべてのステークホルダーの皆さまにとって“魅力ある企業”へと変革をすすめ、「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界。」の実現を目指してまいります。

- ※1表参道Grid Tower
| 事業者 | 三井不動産株式会社 |
|---|---|
| 設計 | 基本設計) 株式会社日建設計、 実施設計) 鹿島建設株式会社 |
| 施工・監理 | 鹿島建設株式会社 |
| 所在地 | 東京都港区南青山三丁目8番35 |
| スケジュール | 2023年6月:新築工事着工 2026年1月末:竣工予定 |
| 規模 | 地上38階、地下3階 延床面積約13,791坪 |
| 建物用途 | 事務所、ホテル、賃貸住宅、店舗 |
下:北西ファサードイメージ(青山通りよりビル方向を望む)
- ※2マスバランス方式
一般社団法人日本鉄鋼連盟の「グリーンスチールに関するガイドライン(Version3.1)」に準じ、鉄鋼メーカーでのCO2排出削減量を証書化し、一部の鉄鋼製品に割り当ててCO2排出原単位の低い鉄鋼製品とみなす方法。
- ※3神戸製鋼独自の高炉向けCO2低減ソリューション
エンジニアリング事業のミドレックス技術(天然ガスを使った還元鉄製鉄法であり、世界の約80%(還元鉄全体では約60%)を占めるリーディングプロセス。製鉄工程でのCO2排出量を20~40%抑制できることなどが特長。)を用いて製造したHBI(熱間成形還元鉄)を加古川製鉄所の高炉に多量に装入することで、高炉からのCO2排出量を大幅に削減できる技術。

Kobenable® Steel 商品商標

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