山口重工業株式会社が受注した建築部材に“Kobenable® Steel”が初採用されました
2025年10月08日
株式会社神戸製鋼所
当社が提供する低CO2高炉鋼材“Kobenable® Steel”が、山口重工業株式会社(以下、山口重工業)が受注した建築物件において、柱の主要突合せ溶接部に使用されるダイアフラムとベースプレート※1に初採用されました。
今回使用されるのは鋼材製造におけるCO2排出量をマスバランス方式※2により100%削減した“Kobenable® Premier”です。
山口重工業は、製品のライフサイクル全体におけるCO2排出量を精緻に算定する独自の技術「Green Carbon Steel®」※3を有しています。この技術により、サプライチェーン全体におけるCO2排出量の"見える化"が可能になり、脱炭素社会の実現に向けた取組みを加速させています。
Kobenable® Steelは、当社独自の高炉向けCO2低減ソリューション※4を活用し、当社の加古川製鉄所及び神戸線条工場で製造している全ての厚板、薄板、線条製品を対象としています。従来の建築用鋼材と同等の品質を維持しながら、CO2排出量を削減できる点が山口重工業の持続可能な社会の実現に向けた取組みに合致すると評価され、今回の採用に至りました。
- ※1ダイアフラムとベースプレート
ダイアフラムは、鉄骨造の柱と大梁の接合部を一体化するための鋼板で、構造の安定性を高めるために重要な部材です。ベースプレートは、柱の足元(柱脚)に使われる部材で、鉄骨柱と基礎をつなぎ、建物の安定性を支えます。
- ※2マスバランス方式
一般社団法人日本鉄鋼連盟「グリーンスチールに関するガイドライン(Version3.1)」に準じ、鉄鋼メーカーでのCO2排出削減量を証書化し、一部の鉄鋼製品に割り当ててCO2排出原単位の低い鉄鋼製品とみなす方法。
- ※3Green Carbon Steel®
山口重工業が商標登録した、サプライチェーン全体でCO2排出量を大幅に削減した建築用鋼材加工品およびその製品群を指す総称名です。以下リンク先ご参照ください。
- ※4神戸製鋼独自の高炉向けCO2低減ソリューション
エンジニアリング事業のミドレックス技術(天然ガスを使った還元鉄製鉄法であり、世界の約80%(還元鉄全体では約60%)を占めるリーディングプロセス。製鉄工程でのCO2排出量を20~40%抑制できることなどが特長。)を用いて製造したHBI(熱間成形還元鉄)を加古川製鉄所の高炉に多量に装入することで、高炉からのCO2排出量を大幅に削減できる技術。

KOBELCOグループの変革への取組み“KOBELCO-X”について
KOBELCOグループは今中期経営計画(2024~2026年度)において、「魅力ある企業への変革」を取り組むべき目標に掲げており、これを実現するための変革「KOBELCO-X※5」を推進しています。本件は以下のGXの一例です。
- GX(Green Transformation)
低CO2高炉鋼材“Kobenable® Steel”を提供することにより、建築分野での脱炭素に貢献
また、KOBELCOグループは、今中期経営計画(2024~2026年度)の最重要課題の一つに「カーボンニュートラル(CN)への挑戦」を掲げており、本件もこれに資するものと考えています。今後もKOBELCOならではの技術・製品・サービスのかけ算を通じて、ステークホルダーの皆さまにとって“魅力ある企業”へと変革をすすめ、「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界。」の実現を目指していきます。
- ※5KOBELCOグループが魅力ある企業へと変革していくために取り組むべき変革を総称して「KOBELCO-X」と名付け、具体的な7つのXを設定しています。

Kobenable® Steel 商品商標

神戸製鋼製 低CO2⾼炉鋼材の種類
| 商品名 | トン当たりCO2排出量の削減率(18年度実績比) |
|---|---|
| Kobenable® Premier | 100% |
| Kobenable® Half | 50% |
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