液化水素運搬船向け燃料ガス供給用油冷式スクリュ圧縮機の供給契約を締結
2026年09月15日
川崎重工業株式会社
株式会社神戸製鋼所


川崎重工業株式会社(以下、川崎重工)及び株式会社神戸製鋼所(以下、神戸製鋼)は、40,000m3型液化水素運搬船※2(以下、本船)向けの燃料ガス供給用油冷式スクリュ圧縮機(以下、本圧縮機)の供給契約をこのほど締結しました。
本船は、日本水素エネルギー株式会社が事業主体として推進する、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業※1「液化水素サプライチェーンの商用化実証」において、川崎重工が建造する世界最大の液化水素運搬船となります。また、推進機関には従来型の油を燃料とする発電機エンジンに加えて、水素、及び油を燃料とする発電用二元燃料発電機エンジン※3を搭載した電気推進システムを採用しています。
本圧縮機は、その発電用二元燃料発電機エンジンへの水素ガス供給システムにおいて使用され、高い信頼性、負荷変動への高い追従性、高性能油分離システム等の特長を備えています。また、液化水素用貨物タンクから発生するボイルオフガス(BOG)を本圧縮機で昇圧することで船舶の発電用燃料として有効利用でき、液化水素輸送時の二酸化炭素排出削減に寄与します。

船舶海洋ディビジョン長 荻野 剛正
右 神戸製鋼 執行役員 機械事業部門長 猿丸 正悟

KOBELCOグループは今中期経営計画(2024~2026年度)において、「魅力ある企業への変革」を取り組むべき目標に掲げており、これを実現するための変革「KOBELCO-X」を推進しています。今回の取組みは以下のAX及びGXの一例と考えています。
- AX(両利きの経営)
既存事業における「新たな需要の捕捉」による成長
- GX(グリーン・トランスフォーメーション)
船舶分野におけるカーボンニュートラル実現に貢献
今後も、多様な技術・製品・サービスの提供を通じて“魅力ある企業”へと変革をすすめ、「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界。」の実現を目指していきます。
- ※1国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業
- ※2世界最大となる40,000m3型液化水素運搬船の造船契約を締結 ~商用規模の液化水素サプライチェーン構築に向けて~
- ※3二元燃料発電機エンジン
NEDOのグリーンイノベーション基金事業「次世代船舶の開発/水素燃料船の開発/舶用水素エンジンおよびMHFSの開発」にて開発する、二元燃料発電機エンジンのこと。液化水素タンクから自然発生するボイルオフガス及び油燃料を自由に切り替えることが可能です。
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