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白い煙のようなものについて

Q.

ときどき煙突から白い煙がでているけどなあに?

A.

煙突から白くなってでているのは水蒸気です。
冬になって気温が低くなったり、あるいは湿度が高くなると排ガス中に含まれる水蒸気が外気で冷やされ細かな水の粒子となり、光が乱反射して白く見えます。
人の吐く息が、夏も冬もほぼ同じ温度、同じ湿り気なのに、寒いときに白く見えますが、これと同じ現象ですのでご安心ください。
従って、冬の朝方に見えていた水蒸気も湿度にもよりますが、気温が上がる昼頃にはほとんど見えなくなります。
気温の低い時 気温の高いとき

Q.

水蒸気なのに灰色や黒っぽくみえるのはどうして?

A.

太陽の光が当たっていない側から水蒸気を見ると、水蒸気の多いところでは太陽の光が遮られて暗くなり、灰色がかったり、黒っぽく見えます。また、蒸気の少ないところは白く見えます。これは、秋空の薄いすじ雲が白く見えるのに、梅雨時のぶ厚い雨雲が灰色に見えるのと同じ理屈です。
逆に、太陽の光が当たっている側から水蒸気を見ると光線を反射して白く見えます。
太陽の光が当たっている側 太陽の光が当たっていない側