

電力
最新鋭の環境対策設備を備えた発電所で電力の安定供給に貢献するとともに、安定収益基盤の確保を目指す
電力事業の概要

KOBELCOグループは、1995年の電気事業法改正を受け、神戸製鉄所(現在の神戸線条工場)の既存インフラや製鉄事業での自家発電のノウハウなどを最大限に活用した新規事業として、神鋼神戸発電所を建設し、2002年度より電力供給事業を開始しています。
現在、兵庫県神戸市に石炭火力発電設備を4基(神戸発電所1~4号機)、栃木県真岡市にガス火力発電設備を2基(真岡発電所1・2号機)保有しています。
神戸発電所 | 真岡発電所 | |||||
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1号機 | 2号機 | 3号機 | 4号機 | 1号機 | 2号機 | |
発電規模 | 70万kW | 70万kW | 65万kW | 65万kW | 62.4万kW | 62.4万kW |
燃料 | 石炭 | 石炭 | 都市ガス | |||
発電方式 | 微粉炭火力 超臨界圧発電(SC) |
微粉炭火力 超々臨界圧発電(USC) |
ガスタービン・コンバインド サイクル発電(GTCC) |
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事業会社 | 株式会社コベルコパワー神戸 | 株式会社コベルコパワー神戸第二 | 株式会社コベルコパワー真岡 | |||
運転開始時期 | 2002年4月 | 2004年4月 | 2022年2月 | 2023年2月 | 2019年10月 | 2020年3月 |
カーボンニュートラルに向けたロードマップと当社の取り組み
当社は、2050 年カーボンニュートラルに挑戦し、その達成を目指すため、カーボンニュートラルに向けたロードマップを策定いたしました。
神戸発電所においては、発電所の排熱を有効利用した近隣の酒造会社への蒸気供給に加えて、バイオマス燃料(下水汚泥、食品残渣)の混焼やアンモニア混焼などのCO2削減の取り組みを強化し、世界最先端の都市型石炭火力発電所を目指します。アンモニア混焼につきましては、混焼率の拡大を進め、最終的には専焼に挑戦いたします。
真岡発電所においては、高効率GTCCによる低CO2発電の安定操業を継続しながら、カーボンニュートラル都市ガスの最大活用を検討しています。
電力事業 カーボンニュートラルに向けたロードマップ

GXリーグ目標設定

2050年カーボンニュートラル実現と社会変革を見据えて、GXヘの挑戦を行い、現在および未来社会における持続的な成長実現を目指しています。
電力事業におきましては、株式会社コベルコパワー神戸および株式会社コベルコパワー神戸第二が運営する神戸発電所を対象に、GXリーグに参画いたしました。
電力事業の歩み
1959年 | 神戸製鉄所(現・神戸線条工場)第一高炉立上げ時に、共同火力ではなく自家発電を選択 |
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1990年代 | 加古川製鉄所の「みなし卸供給」実施 |
1995年 | 阪神・淡路大震災 電事法改正により電気供給事業が可能に |
1996年~1997年 | 関西電力様の火力電源入札に応札・落札 |
2002年 | 神戸発電所1号機 営業運転開始 |
2004年 | 神戸発電所2号機 営業運転開始 |
2011年 | 東日本大震災(震災被害・原発稼働停止による電力危機到来) |
2013年 | 神戸製鉄所上工程の加古川製鉄所集約を発表 |
2014年 | 関西電力様の火力電源入札に応札 東京ガス様と真岡発電事業について基本合意~電力供給契約締結 |
2015年 | 関西電力様の火力電源入札を落札~電力受給契約締結 |
2017年 | 神戸製鉄所上工程休止 |
2019年 | 真岡発電所1号機 営業運転開始 |
2020年 | 真岡発電所2号機 営業運転開始 |
2022年 | 神戸発電所3号機 営業運転開始 |
2023年 | 神戸発電所4号機 営業運転開始 |

事業の拡大

