豊富な実績で原子力輸送・貯蔵分野を牽引

放射性物質の輸送容器及び貯蔵容器には、構造強度や除熱性能、遮蔽性能、密封性能、そして臨界防止など、多岐にわたる安全性能が求められます。また、高所からの落下などの過酷な事象においても、安全性能を維持する必要があります。このような容器の設計や性能評価には、非常に高度な技術力が必要とされます。

「遮蔽解析の結果 キャスク周囲のガンマ線線量率分布」、「落下解析の結果 水平落下時の衝撃緩衝体の変形挙動」、「熱流動解析の結果 キャスク周囲の空気の流れと温度分布」の図(提供:トランスニュークリア株式会社)

神戸製鋼は、1980年代に国内の使用済核燃料をフランスの再処理工場へ輸送するTN型輸送キャスクを供給して以来、国内外合わせて280基以上のキャスクを納入してきました。これらの実績によって培われた安全設計や安全解析能力は、神戸製鋼が取り組む幅広い分野の原子力向け製品においても最大限に活用されています。また、KOBELCOグループのトランスニュークリア(株)では、使用済燃料の中間貯蔵のニーズに対応するため、TK型キャスクの型式証明取得等の業務を推進しております。

日本からフランスへ使用済燃料を
輸送するためキャスクとして活躍

Orano 殿 TNI2/2

国内初の乾式貯蔵キャスクに採用

東京電力ホールディングス(株)殿 TN24

お問い合わせ

電話・フォームでのお問い合わせを受け付けております。まずはお気軽にご相談ください。