第3節
需要・市況の低迷と業績悪化
「KOBELCO VISION“G”」を策定してからの3年間は、円高の進行や欧州をはじめとした先進国経済の低迷、中国における経済成長の鈍化、東日本大震災の発生等、大変厳しい環境となり、お客様の生産活動が低下するなど当社グループを取り巻く事業環境は想定を超えて悪化した。こうした状況のもと、素材系事業とりわけ鉄鋼事業の収益力が低下したこともあり、業績は2012年度に11年ぶりの経常赤字、2年連続の最終赤字となるなど非常に厳しい結果となり、株主配当を見送った。当社は2012年10月に「体質強化委員会」を発足させ、短期的には役員報酬や管理職月俸の減額等を、中期的には鉄鋼事業をはじめ徹底的なコスト削減を進めることで、2013年度の黒字化必達を期した。
2012年度実績
- 売上高:1兆6,855億円、経常損益:△181億円、当期純損益:△269億円
- D/Eレシオ:1.75倍
第3章
2010-2012年度
志向 ― 中長期経営ビジョンの策定と成長領域への舵取り ―