第3節
再構築実現も中国事業暗転で再度の苦境
この中期経営計画においては、経営基盤の再構築として、鉄鋼事業を中心とした収益力強化、並びに財務体質の改善等に取り組むとともに、「将来に向けた収益の『安定』と事業の『成長』に向けた布石」として、「鋼材事業の構造改革」「機械系事業の戦略的拡大」「電力供給事業の拡大」等を予定どおり推進した。
業績においては、2013年度は連結経常損益850億円と黒字を実現し、2014年度も1,016億円と計画を上回る収益を達成するとともに、D/Eレシオも0.88倍まで改善した。しかしながら、2015年度においては、中国や新興国経済の減速が想定を上回ったことや、中国での建設機械事業における貸倒引当金計上の影響等により、経常損益は大幅な減益を余儀なくされ、前期比727億円減益の289億円となった。さらに中国における建設機械分野の急速な事業環境悪化に伴い、投資有価証券評価損や保証債務の損失引当等について関係会社事業損失を計上するなど特別損益が395億円のマイナスとなり、当期純損益は△215億円の損失となった。
更なる収益力の強化が必要という認識のもと、2016年度から新たな中期経営計画を推進することとなった。
2015年度実績(目標)
- 売上高:1兆8,228億円、経常損益:289億円(800~1,000億円)、当期純損益:△215億円
- D/Eレシオ:1.1倍(1.3倍)
第4章
2013-2015年度
基軸 ― 素材・機械の基盤再構築と次代への布石 ―