第3節
ROIC重視の成長市場対応のもとで成した業績
当社は、グループ中期経営計画で掲げた方針に沿い、各施策を着実に実行して、収益・財務ともに目標を達成した。加えて、配当性向も予定どおり引き上げ、30%程度とした。
最重要課題の「安定収益基盤の確立」に関しては、アルミ板・押出・サスペンション事業を除き、5つの重点施策はおおむね順調に進捗した。「カーボンニュートラル(CN)への挑戦」では、鋼材・電力ともに生産プロセスにおけるCO₂排出削減のロードマップにおける施策を具体化し、着実に進めた。技術・製品・サービスによるCO₂排出削減貢献においても、MIDREX™プロセスやKobenable® Steel等に加え、低炭素鉄源やハイブリッド型水素ガス供給システムといった今後への布石がなされた。
また、“攻めと守り”の観点に基づく事業ポートフォリオ改革も計画どおり進捗し、財務戦略においても、資金調達の多様化を企図して、ユーロ円転換社債(CB)を発行(2023年11月、500億円)するなど取組みを進めた。
2023年度実績(目標)
- 売上高:2兆5,431億円、経常損益:1,609億円、当期純損益:1,095億円
- ROIC:6.7%(5%以上)
- D/Eレシオ:0.55倍(0.7倍以下)
- 配当性向:30%程度(引き上げも含めて検討)
第6章
2021-2023年度
確立 ― 新たなグループ企業理念のもと、サステナビリティ経営に邁進 ―