建築用厚鋼板
特長
建築構造用高性能780N/mm2鋼材 KBSA630
- 高強度と低降伏比の両立
従来の780N/mm2鋼板は、降伏比が高く、建築用としてはほとんど使用されていませんでしたが、本鋼板では特殊な熱処理方法の採用により、高強度を確保しつつ、降伏比の低減を図っています。
- 高強度と溶接性の両立
490N/mm2鋼板と比較し、従来の780N/mm2鋼板の溶接性が不十分であることが、適用への障害の一つとなっていました。本鋼板では、最適な成分設計により、溶接性を改善しております。
建築構造用高強度780N/mm2鋼材 H-SA700
- 府省連携プロジェクトによる開発
本鋼材は府省連携「革新的構造材料を用いた新構造システム建築物開発プロジェクト」の成果として開発された鋼材です。
- 高強度と経済合理性の追求
震度7クラス・無損傷(弾性設計)の建築物に用いる鋼板として開発されており、降伏比の規定が大幅に緩和され、合わせて経済合理性を追求するため合金添加量の低減と熱処理工程の簡略化を指向した鋼板です。
建築構造用高性能590N/mm2TMCP鋼材 KCL A440
- 短納期の実現
KCLプロセス(TMCP)によるオンラインでの製造により、短納期を実現しています。
- 優れた溶接継手部の靭性
低Ceq,PCM化により、大入熱溶接時でも優れた継手靭性が得られます。
- 安定した品質
TMCP設備の改善やTMCP条件の狭幅管理により、機械的性質のばらつきを低減し、安定した品質を確保しています。
建築構造用高性能590N/mm2鋼材 SA440
- 高強度と低降伏比の両立
従来の590N/mm2鋼板は、降伏比が高く、建築用としてはほとんど使用されていませんでしたが、本鋼板では特殊な熱処理方法の採用により、高強度を確保しつつ、降伏比の低減を図っています。
- 優れた溶接継手部の靭性
大入熱溶接時でも優れた継手靭性が得られます。更なる高靱性確保のために、高HAZ靱性鋼も商品化しております。
建築構造用高性能550N/mm2鋼材 KCL A385
- 短納期の実現
KCLプロセス(TMCP)によるオンラインでの製造により、短納期を実現しています。
- 優れた溶接継手部の靭性
低Ceq,PCM化により、大入熱溶接時でも優れた継手靭性が得られます。更なる高靱性確保のために、高HAZ靱性鋼も商品化しております。
- 安定した品質
TMCP設備の改善やTMCP条件の狭幅管理により、機械的性質のばらつきを低減し、安定した品質を確保しています。
建築構造用TMCP鋼材 KCL A355
- 高強度の確保
JIS規格材では板厚40mm超えで基準強度が低減されますが、本鋼板では基準強度の低減が不要です。
- 優れた溶接性
KCLプロセス(TMCP)で製造し、炭素当量を抑えていますので、優れた溶接性を有しています。
- 優れた溶接継手部の靭性
炭素当量を抑えているため、溶接熱影響部の組織が改善され、大入熱溶接時でも優れた継手靭性が得られます。更なる高靱性確保のために、高HAZ靱性鋼も商品化しております。
- 良好な耐震性能
降伏比を80%以下と低く管理していますので、降伏後の塑性変形が大きく、耐震性能に優れています。
建築構造用TMCP鋼材 KCL A325
- 高強度の確保
JIS規格材では板厚40mm超えで基準強度が低減されますが、本鋼板では基準強度の低減が不要です。
- 優れた溶接性
KCLプロセス(TMCP)で製造し、炭素当量を抑えていますので、優れた溶接性を有しています。
- 優れた溶接継手部の靭性
炭素当量を抑えているため、溶接熱影響部の組織が改善され、大入熱溶接時でも優れた継手靭性が得られます。更なる高靱性確保のために、高HAZ靱性鋼も商品化しております。
- 良好な耐震性能
降伏比を80%以下と低く管理していますので、降伏後の塑性変形が大きく、耐震性能に優れています。
建築構造用高降伏点490N/mm2鋼材 KCL A400
- 高強度の確保
通常の490N/mm2鋼板(基準強度325N/mm2)と比較して、高い基準強度を有しています(基準強度400N/mm2)。
- 良好な溶接性及び溶接継手靭性
KCLプロセス(TMCP)で製造しており、高い溶接性と大入熱溶接時の優れた継手靭性を実現しています。
- ※ご採用をご検討される場合はお問い合わせください
関連情報
お問い合わせ
電話・フォームでのお問い合わせを受け付けております。まずはお気軽にご相談ください。