自動車熱交換器・冷却器用アルミ合金クラッド材

様々な要求に応えるアルミ合金クラッド材

自動車熱交換器用の材料には熱伝導性だけでなく、成形性、ろう付性、強度、耐食性等の多様な特性の両立が求められるため、複数のアルミ合金から成るクラッド材が用いられます。
当社は、お客様のご要望に沿って特に薄肉高強度・高耐食性等の優れた特性を有する材料を開発・提供しております。また、カーボンニュートラルに向けた取り組みとして、低CO2(リサイクル)材料の開発に注力し、社会課題の解決にも貢献してまいります。

特長

Mg拡散による高強度化

株式会社デンソー殿共同開発、第28回軽金属学会小山田記念賞受賞

  • ろう付後強度は従来材の約1.5倍
  • Siを含む心材に内張材(犠材)のMgを拡散させ、Mg-Siのクラスタ強化を実現
  • 耐食性・ろう付性も従来材と同等で良好
Mg拡散による高強度化
3DAP解析
従来材との強度比較

ろう材面の高耐食化(ろう付性と耐食性の両立設計)

  • 耐食性はろう材クラッド材の3倍以上、7072犠材クラッド材と同等以上
  • 大気側だけでなく、冷却水側でも耐食性良好
  • ろう付性・ろう付後強度も従来材と同等以上で良好
ろう材面の高耐食化
従来材との耐食性比較写真(複合サイクル試験)
従来材との耐食性比較

代表的な当社アルミ合金クラッド材製品

主要製品用途

  • チューブ材
  • プレート材
  • フィン材
  • 冷却器プレート材

ろう材合金

  • 4343
  • 4045
  • 4047
  • 4045MOD Al-Si-X-Y

心材合金

  • 3003
  • 3N33
  • 3003MOD

犠材、中間層合金

  • 7072
  • 7072MOD Al-Si-Zn
  • 1100
  • 3003MOD Al-Si-Mn-Zn

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