鉄鋼スラグ有効利用の変遷

鉄鋼スラグは、明治末期からそのユニークな特性を生かした利用方法の研究が進められてきました。

特に、1976年日本鉄鋼連盟に「スラグ資源化委員会」が設置された後、現在の「鐵鋼スラグ協会」にいたる資源化活動により、JISや施工指針が制定されてきています。 神戸製鋼所でも、鉄鋼スラグの資源化に積極的に取り組むべく、1973年に全社的な「鉱滓利用委員会」を設けて資源化技術の開発を開始し、1976年には鉄鋼事業部に利材部を発足させ、事業として本格的な取り組みを始めました。
これまでに、路盤材、コンクリート用高炉スラグ細骨材、高炉スラグ微粉末、土木用材料などが商品化され有効利用されてきています。
最近では、省資源・省エネルギーの観点から、環境負荷の小さいリサイクル材として評価され、グリーン購入法の特定調達品目にも指定されています。
- ※「鉱滓(さい)」は副産物と混同しやすいことから、「鉄鋼スラグ」と区別しています。
省資源 | 省エネルギー | C02の削減 |
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天然資源の節約 | 高炉セメントは普通セメントよりも約40%低減 (燃料・電力) | 高炉セメントは普通セメントよりも約40%削減 |
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