食品用高圧処理装置

食品分野で実用化される高圧食品

食品分野への高圧利用に関する研究開発は、長年続けられていますが、近年、商品化に向けさらに活発化してきております。ジャム、果汁飲料、不凍果実などに始まり、米飯パックの製造に実用化され、近年では非加熱殺菌分野へも広がりつつあります。消費者の多様なニーズを背景に高圧を利用した食品は身近なものになってきています。

生産用高圧処理装置

装置例1(横型HPP超高圧処理装置“FOOD FRESHER”)

  • FOOD FRESHERは商標登録出願中です

FOOD FRESHERの特徴

  • 線巻式圧力容器+プレスフレーム構造による安全性
  • 50年以上にわたる、超高圧装置製作実績に裏付けされた信頼性
  • 横型レイアウトによる良好な作業性、建屋高さの制限緩和
  • 使用、設置における特別な資格・届出等は不要
FOOD FRESHERの構成図
①処理品投入:搬送装置にて、自動的に処理品を搭載したバスケットが圧力容器内に搬入されます。
②超高圧処理:圧力容器がプレスフレーム内へ移動し、超高圧処理がおこなわれます。
③処理完了:処理完了後、圧力容器が取出位置に移動し、次の処理バスケットが搬入されると同時に、処理完了品が押し出されます。

ラインアップ

用途 型式 圧力(MPa) 容積(ℓ)
殺菌・加工 FF6005 600 50
FF4010 400 100
FF4020 200
研究開発 Dr.CHEF 700 0.6
1000 0.3

装置例2

Φ420mm×940mmL×392MPa×RT~80℃

仕様

最高使用圧力 392MPa(4000kgf/cm2)
処理室寸法 Φ420mm×940mmL
処理室容積 130リットル
圧力媒体 真水
使用温度 室温~80℃
荷重支持方式 プレスフレーム支持
容器形式 線巻強化厚肉円筒構造

研究開発用高圧処理装置(Dr.CHEF)

研究開発用高圧処理装置(Dr.CHEF)

主仕様

標準仕様 オプション
成形圧力 686MPa (7000kgf/cm2) 981MPa (10000kgf/cm2)
容器内法寸法
内径×深さ
Φ60mm×200mmL Φ50mm×150mmL
外形寸法 1370mm(W)×1100mm(D)×1495mm(H)
使用温度 -20~80℃対応
(仕様温度はオプションの加熱、冷却ユニットによる)

ユーティリティ

電源 AC 220/200V±10% 50/60Hz±10% 3相3線 2kVA

お問い合わせ

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