形状検出装置(FI: Flatness Indication System)紹介
形状検出装置(FI: Flatness Indication System)
製品概要
形状検出装置(FI: Flatness Indication System)は、高感度の水晶圧電素子を組み込んだ一体型ローラにより圧延中の張力分布を検出し、この検出信号を処理して圧延材の形状を表示する操業支援システムです。
1984年に、ドイツ鉄鋼協会傘下の操業技術研究所(BFI)と本装置の技術提携を結び、BFIの所有する基本特許に基づいて、本システムを設計・製作しています。
形状検出装置の主な特長

- センサ組込一体型検出ローラ
- ローラ径、センサーピッチ任意に対応
- プロセスに応じた表面処理
- 高精度、高速応答
- 高強度、広い温度範囲
- パルス化非接触光伝送による高信頼通信
システムの主な特長

- ユーザニーズに適合する豊富なアプリケーション
~ センシングからMES(生産実行システム)対応まで - プロセスに対応した柔軟なシステム構成
- オープンシステム構成:拡張性、将来性、可用性
形状検出ローラの主な適用設備

形状制御装置(AFC:Automatic Flatness Control System)
製品概要
形状制御装置(AFC:Automatic Flatness Control System)は、形状検出装置(FI )で検出した形状データを取り込み、圧延機の形状修正アクチュエータに対して、形状制御量を出力するものです。
本システムは、多段圧延機(KT/KST Mill)及びアルミ箔ミル(4-high Mill)における豊富な経験を踏まえ、独自に開発した多変数制御理論に基づく自動形状制御システムです。

形状制御アルゴリズム
各アクチュエータの形状制御能力(影響係数)を採取・評価し、多変数制御理論を用いて、形状誤差に対する最適なアクチュエータ操作量を決定します。

板厚非干渉制御モデル
形状制御アクチュエータの操作量に応じて発生する板厚の影響を最小化します。(当社特許)
自動形状制御を行う際に最も板厚への影響が少ないアクチュエータの組み合せを出力する上位非干渉制御と、微小な板厚変動を油圧圧下ウエッジを用いて補償する下位非干渉制御の両方を用いています。
形状制御結果
タイプの異なる圧延機においても各アクチュエータの影響係数を採取・評価することによって、最良な形状制御が可能となります。

操業支援システム(KOS:Kobelco Operation Support System)
製品概要
圧延設備の統合型モニタリング及び操作システムにて、圧延機のプロセス状態やスケジュール状況等を表示し、操業を支援するシステムです。

操業支援システム(KOS)の代表画面

- コイルスケジュール画面
- パススケジュール画面
- ロギング 技術ログ再生画面
- メンテナンス保全画面
- 故障履歴画面
技術資料
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