生コンクリート、コンクリート二次製品などに年間40万トン使用されています。 シンコーサンドを用いたコンクリートの品質は天然砂を用いたコンクリートと同等です。施工方法も変わりません。細骨材への配合量は概ね20~50%です。
兵庫県内の道路、駐車場などで年間50万トン以上使用されています。
また、支持力が高く、一般砕石よりも少ない材料で舗装が構成できるメリットを生かし、関西空港二期島や 神戸空港の滑走路、コンテナバースなどの港湾工事でも多く使用されています。
水砕スラグの軽量性や、大きなせん断抵抗角(38°)を利用して、ケーソンの裏込め材、軽量盛土材料等として使用されています。
近年、鉄鋼スラグ製品には海藻が繁茂するなど海域環境の修復に効果があることが確認されており、港湾工事や水産資源増殖を目的とした事業に活用するための検討を進めています。
高炉スラグ微粉末を高炉セメントC種かまたはそれ以上の混合割合(結合材中置換率60%以上)で使用したコンクリートが、環境に配慮した低炭素型のコンクリートとして、最近建設分野で注目されています。ケイメントも(株)神戸製鋼所の本社敷地外周壁、加古川中央市民病院の免震下部躯体で低炭素型コンクリートに使用されるなど実績を増やしつつあります。