道路用路盤材
優れた耐久性と経済性
道路用路盤材は、高炉スラグまたは製鋼スラグを破砕・粒度調整し、厳密な品質管理の下で製造しています。
原料となる高炉スラグは少量の硫黄が含まれているため、黄色水や臭気を焼失させるエージングを行っています。
また、製鋼スラグは生石灰(遊離石灰)により膨張する性質があるため、膨張を促進して膨張安定性を図るために蒸気エージングを行っています。

特長
- 粒子のかみ合わせが良く、締固め性に優れているため、施工直後の交通開放が可能です。
- 含水比の影響を受けにくいため、多少の降雨でも施工が可能です。
- JIS A 5015「道路用鉄鋼スラグ」の環境安全品質を満足しています。
- 水硬性粒度調整鉄鋼スラグ(HMS-25)は水硬性を有するため、等値換算係数が、セメント安定処理と同等の0.55で路盤厚を薄くすることができます。
種類と用途
種類 | 呼び名 | 参考用途 |
---|---|---|
水硬性粒度調整鉄鋼スラグ | HMS-25-SA | 上層路盤材 |
再生粒度調整砕石 | RM-30 | 上層路盤材 |
再生砕石 (再生クラッシャラン) | RC-30 RC-40 |
下層路盤材 |
品質管理
- 製鋼スラグには、製鋼の精錬に用いる生石灰が未消化のまま遊離石灰(free-CaO)として残るものがあります。遊離石灰は水と反応すると体積が膨張する性質があります。
- 当社では、蒸気エージング設備で遊離石灰を水分と反応させて消石灰に変え、体積を安定させています。
- 蒸気エージング後、水浸膨張比が1.0%以下※を満たすものを製品として出荷しています。
- ※膨張安定性評価の指標。JIS A 5015「道路用鉄鋼スラグ」で規定されている値。

ソリューション事例
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