神戸製鋼のチタンの歴史

1949年日本で初めてチタンの研究開発に着手、どこよりも長いチタンの歴史があります。
60年以上のチタンとの関わりを通して、当社はあらゆる産業の発展を支えてきました。

1949年
  • 日本で初めてチタンの研究開発に着手
1953年
クロール博士が試験中の真空高周波溶解炉を見学する様子
  • 当社チタン研究室にクロール博士が来室。試験中の真空高周波溶解炉を見学
1954年
1回溶解50kgチタン鋳塊と2回溶解鋳塊の画像
  • クロール博士とギルバート技師の指導を受けて、消耗電極式真空アーク溶解法で溶解した1回溶解50kgチタン鋳塊(左側長尺のもの)と2回溶解鋳塊(右側短尺のもの)を開発
    健全で良好な鋳肌の鋳塊が得られるようになり、1955年には米国にサンプルを輸出
1955年
  • 工業生産を開始
1959年
  • 1200ton/年の溶解工場を新設(世界で初めてチャージ式溶解法〔神戸法〕を実用化)
  • 日本で初めてジェットエンジン(J-3)用にチタン合金を納入
  • 当社設計により高砂工場で稼働した商業生産用の真空アーク溶解炉から、2回溶解後の1トンチタン鋳塊を取り出す様子
    この炉の完成により、化学工業への利用が本格的に開始
チタン溶解工場建設当時の1ton型VAR溶解炉
チタン溶解課発足当時のメンバー
1972年
  • 加古川製鉄所でのコイル圧延による大量生産を開始(日本国特許)
1979年
  • 日本で初めて原子力発電用にチタン管を納入(東京電力(株)第二福島原子力発電所1号機)
  • F100ジェットエンジン用部品納入開始
  • 世界で初めて建材用途に納入(パルテノン神殿)
1981年
  • 溶解能力を7200ton/年に増強
1982年
  • H1ロケット部品納入開始
1985年
  • V2500ジェットエンジン用ファンケースリングの納入開始
1986年
  • 世界で唯一のチタン専用連続焼鈍酸洗ライン(APL)稼動
1987年
  • しんかい6500用チタン合金耐圧殻を納入/H2ロケット部品納入開始
1993年
  • 世界最大のチタン建材適用物件「東京ビッグサイト」の屋根壁材を納入
1997年
  • 溶解能力を10,000ton/年に増強
1998年
  • チタン専用造管ラインを更新
1999年
  • チタンインゴット累積生産高100,000ton達成
2001年
  • ロールス・ロイス社(英)よりジェットエンジン用コンプレッサーディスクのサプライヤー認定を取得
2002年
  • 冷間コイル圧延が可能な当社開発新α-βチタン合金「Ti-9」の製造販売権をタイメット社(米)に供与
2006年
  • チタン薄板連続焼鈍参戦ラインの通板能力を30%増強
2007年
  • チタン溶接管船用ラインの造管能力30%増強
2008年
  • 新溶解工場を建設。溶解能力が30%アップし、13,000ton/年に増強
2011年
  • 日本で初めて50,000トン級の最新鋭大型鍛造プレスを保有する日本エアロフォージ(株)を共同設立
2011年
  • チタン溶接管専用ラインの造管能力30%増強
2012年
  • 新リングミル工場を建設
2013年
  • チタンインゴット累積生産高200,000tonを突破
2015年
  • トヨタ「MIRAI」に特殊チタン圧延材が採用
2016年
  • チタン大型鍛造品量産供給開始
2021年
  • NCチタンの開発・量産化に成功しFCVに採用

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