鉄粉の製造工程

鉄粉の製造工程の概要

鉄粉の製造工程の概要図

代表的な製造工程

溶製

原料を溶解するための 防音、防塵に万全をきっした密閉型の大容量、直流電気炉。
副原料の投入、溶解温度調整を自動的に行い、成分のバラツキの無い溶鋼を製造します。


アトマイズ

溶鋼を粉末にするためV-Jet方式の水アトマイズ装置。
溶鋼は取鍋から溶鋼をタンディッシュのノズルから落下させ高圧の水を吹きかけて粉砕します。


乾燥

細かい粒子となった鉄粉は、脱水装置で脱水し、乾燥機で乾燥されます。


分級・貯蔵

乾燥後の鉄粉は、粒度別に篩分けされ、一旦コンテナに粒度別に貯蔵されます。


還元

酸化被膜を除去するための還元炉
各種センサー制御によって管理された温度と雰囲気下で、鉄粉表面の酸化被膜の除去と焼鈍を行います。


解粒・篩分

還元された鉄粉はケーキ状に固まっているため解粒機によって粉砕され、再度篩機を通って、粒度別にコンテナに貯蔵され、さらにブレンドすることで、見掛け密度と粒度分布のバラツキの少ない鉄粉となります。


セグレス

鉄粉に黒鉛粉など副資材を混合し、プレミックス粉(混合粉)の形で鉄粉製品を納品し、お客様の環境改善や省力化に応えています。
セグレスは、黒鉛の偏析を防止するため特殊な処理を施し、鉄粉に黒鉛粉を付着させることで均一な混合粉としています。


包装

鉄粉工場で製造された鉄粉製品は、重量を秤量し、フレキシブルコンテナに包装され、出荷されます。

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